色々と修理をするのが趣味ですが、素人なので壊すこと多数・・・ 基本的に不器用なんですが、器用な人のマネをして修理を楽しんでます。 オーディオや時計関係の修理が多いかも?
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TA-F555ESX 修理 つづきです。
ボリュームがぐるぐる回るのは、ストッパー付の回転体が割れている事が原因と判明しましたが、こんな力の掛かる場所は、普通の接着剤ではすぐに割れてしまいそうです。
そもそも4端子120kΩの市販品は無いですし、どうしようか悩んでいたんですが、こんなのを持ってる事を思い出しました。
プラリペアです。
昔にバイクのカウル修理で使って、そのまま冷暗所(冷蔵庫w)で保管してた物です。
確か接着力は高かったハズ…(素材によりますが)
こんな物で修理できるかわかりませんが、やってみます。
まずは脱脂と下準備を行います。
ミニルーターで削ります。
傷を拡げているように見えますが、接着面を増やして、より強固に補修する為です。
(…と説明書に書いてありましたw)
削りました。
プラ樹脂を乗せます。(わかりにくいですが)
しばらく乾燥後、余分な部分を削ります。
…出来た!
早速ボリュームを組み立てようとしましたが、
パキッ
orz
一瞬で割れました。
素材的に合わないようで、接着部分がすぐに剥離してきました。
あーもう無理!!!!!
ちょいと嫌気がさしたので、ふてくされてビール(…発泡酒w)を飲んでましたが、やはり気になります。
飲みながらコチョコチョと…
…うーん………こんな感じ?……
出来ました。
ストッパー部分ともう一か所を、細い針金で補強してみました。
一応どこにも当たらないようです。
組み上げ。
基板にハンダ付けして、本体に戻します。
さて、チェックしてみます。
一応0と∞で止まるようになりました。
さて、音は鳴るのでしょうか?
鳴りました!音量もちゃんと変えれます!
ただ、音量ゼロにならないため、もう少し調整が必要かもしれません。
インチキ修理のような気もしますが、補修パーツか部品取り機を入手するまでは、とりあえずこのまま使ってみようと思います。(自分の物の修理はいいかげんw)
※このブログは私の作業(破壊)記録であり、分解等を勧めているものではありません。
同じように作業されても同じ結果になるとは限りません。
責任は一切負えませんので、ご了承ください。
感想
この後、テスト用SPから普段使っているSPに繋ぎかえて試聴してみました。
(画像はありませんが)
SPのランクが一つ上がったかのような表現力とドライブ能力で、繊細な音・ダイナミックな音、全てがキッチリと表現されているように感じました。
若干ラウドネスが強い気もしましたが、自分的には好きな音の部類です。
ここからの作業はパーツの入手次第なのでなかなか進まないと思いますが、仕上がりが楽しみです。