色々と修理をするのが趣味ですが、素人なので壊すこと多数・・・ 基本的に不器用なんですが、器用な人のマネをして修理を楽しんでます。 オーディオや時計関係の修理が多いかも?
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
TA-F555ESX さらに修理です。
この個体は色々と問題のあるアンプのようです。
ヘッドホンを接続してみると、音が出ませんでした。
音量を上げると一気に大音量で鳴り、その後ボリュームを下げても聴けますが、しばらくすると音が消えていきます。
おそらくリレーの接触不良だろうと考え、リレーの清掃をする事にしました。
まずフェイスを外し、ヘッドホン端子を外します。
ヘッドホン端子の小さな基板を取り出します。
基板に付いているリレーを外します。
まずはパーツクリーナーで清掃。
接点がかなり荒れていたので、紙やすりで磨きます。
リレーの通電テストを行うと、問題無さそうなレベルになったので基板に戻します。
この基板、ハンダが汚い所があるので、以前の持ち主が何かしたのでしょうか?
接点は復活し、小さな音でも綺麗に聞こえるようになりました!
※このブログは私の作業(破壊)記録であり、分解等を勧めているものではありません。
同じように作業されても同じ結果になるとは限りません。
責任は一切負えませんので、ご了承ください。
![]() バンドー化学 バンコード丸ベルト#480(橙色)Φ1.5×10m 1本 |
TA-F555ESX 修理 つづきです。
ボリュームがぐるぐる回るのは、ストッパー付の回転体が割れている事が原因と判明しましたが、こんな力の掛かる場所は、普通の接着剤ではすぐに割れてしまいそうです。
そもそも4端子120kΩの市販品は無いですし、どうしようか悩んでいたんですが、こんなのを持ってる事を思い出しました。
プラリペアです。
昔にバイクのカウル修理で使って、そのまま冷暗所(冷蔵庫w)で保管してた物です。
確か接着力は高かったハズ…(素材によりますが)
こんな物で修理できるかわかりませんが、やってみます。
まずは脱脂と下準備を行います。
ミニルーターで削ります。
傷を拡げているように見えますが、接着面を増やして、より強固に補修する為です。
(…と説明書に書いてありましたw)
削りました。
プラ樹脂を乗せます。(わかりにくいですが)
しばらく乾燥後、余分な部分を削ります。
…出来た!
早速ボリュームを組み立てようとしましたが、
パキッ
orz
一瞬で割れました。
素材的に合わないようで、接着部分がすぐに剥離してきました。
あーもう無理!!!!!
ちょいと嫌気がさしたので、ふてくされてビール(…発泡酒w)を飲んでましたが、やはり気になります。
飲みながらコチョコチョと…
…うーん………こんな感じ?……
出来ました。
ストッパー部分ともう一か所を、細い針金で補強してみました。
一応どこにも当たらないようです。
組み上げ。
基板にハンダ付けして、本体に戻します。
さて、チェックしてみます。
一応0と∞で止まるようになりました。
さて、音は鳴るのでしょうか?
鳴りました!音量もちゃんと変えれます!
ただ、音量ゼロにならないため、もう少し調整が必要かもしれません。
インチキ修理のような気もしますが、補修パーツか部品取り機を入手するまでは、とりあえずこのまま使ってみようと思います。(自分の物の修理はいいかげんw)
※このブログは私の作業(破壊)記録であり、分解等を勧めているものではありません。
同じように作業されても同じ結果になるとは限りません。
責任は一切負えませんので、ご了承ください。
感想
この後、テスト用SPから普段使っているSPに繋ぎかえて試聴してみました。
(画像はありませんが)
SPのランクが一つ上がったかのような表現力とドライブ能力で、繊細な音・ダイナミックな音、全てがキッチリと表現されているように感じました。
若干ラウドネスが強い気もしましたが、自分的には好きな音の部類です。
ここからの作業はパーツの入手次第なのでなかなか進まないと思いますが、仕上がりが楽しみです。